■ 取材屋 お客様インタビュー ― ゆりダンススクール様
― ゆりダンススクールの概要と、今回取材屋に何を発注したのかを教えてください。 ゆりダンススクールは、埼玉県越谷市と春日部市との2カ所にある総合ダンススクールです。生徒数は約350人、年齢は3歳〜80歳までと幅広く、女性が9割を占めます。 今回取材屋さんには、生徒さんのインタビュー記事(お客様事例)の制作と、ホームページのリニューアルをお願いしました。 完成したのは2009年3月末です。
― 今回のリニューアルで入会者がずいぶん増えたそうですね。 ― 数にすると何人ぐらい体験レッスンが増えたのですか。 実際に稼働しはじめたのが4月で、今月(10月)までの7ヶ月間で63人ですから月平均9人です。リニューアルする前の体験レッスン者は月平均2〜3人なので、月2.5人で計算して3.6倍になります。うちでは体験レッスンをした人は約8割が入会してくれますので入会者も同じ割合だけ増えています。
― ホームページをリニューアルして、なぜそんなに体験レッスンの希望者が増えたのでしょうか。 今回のホームページリニューアルで体験レッスン希望者が増えた理由は3つあると思っています。 理由1.「ホームページの目的を体験レッスンに来てもらうことに絞ったこと」 理由2.「生徒さんインタビューを大きく扱ったこと」 理由3.「イメージ写真ではなく、撮り下ろしの写真を使ったこと」
― では一つ一つ詳しくお聞かせください。1番目、「ホームページの目的を体験レッスンに来てもらうことに絞った」というのは、どういうことですか。 これまでの経験から、ダンススクールのホームページはどんなにたくさん情報を書いても、実際に来てもらわないことには話にならないということを実感していました。そこで今回は、ホームページを見た人に興味を持ってもらい、「体験に来る」という行動を起こしてもらうことに目的を絞りました。それが良かったと思っています。 一番効いているのが、目立つところに置いた「体験レッスン半額クーポン」(上図C)です。これは熊坂さん(取材屋代表熊坂仁美)のアイデアで、クリックすると、クーポンが現れて印刷できるようになっています。これを持ってきた人のみ3000円が1500円になるので、みんなこのクーポンを印刷して持ってきてくれます。印刷できない人は携帯画面を見せてもらうようにしています。 また、クーポンだとホームページの正確な反響数がわかるので、管理もしやすく助かっています。
― では2番目、「生徒さんインタビューを大きく扱った」について詳しく教えてください。
入会の際に聞いてみると、ほとんどの方が体験レッスンに来る前に「生徒インタビュー」を読んでいました(上図B)。 ある40代の主婦の方は、「ホームページに載っていたインタビューを見て、スクールの雰囲気もいいし、笑顔で踊っていて楽しそう。私みたいな(普通の)人でも入れるんだと思って来ました」と言っていました。 そのほかにも、「インタビューを見て安心できた」という声が多数ありました。 実は全くの初心者の方というのは、ダンススクールというのはプロを目指しているようなうまい人しか入れないんだろうと誤解したり、自分はついていけないんじゃないかと不安に思ったりして、入会に二の足を踏んでいる場合が多いんです。 そこで、ダンサー志望の方ではなく、ごく一般的なOLさんと学生さんに取材協力してもらいました。このインタビューが入会に迷っている方に安心してもらえる効果を生んだと思います。
― では3番目、「イメージ写真ではなく、撮り下ろしの写真を使った」というのは、どういうことでしょうか。 ダンスなので、雰囲気を伝えるには写真が大事です。他のスクールのホームページを見ると、よく出回っている素材集などの写真やモデルさんを使っているのをよく見かけますが、それだと実際の教室の雰囲気が伝わりません。 今回取材屋さんにホームページ制作をお願いしてよかったことの一つは、取材で撮ったレッスン中の写真を他のところにも使ってくれたことです。(上図A) また、インタビューのときの生徒さんのコメントをキャッチコピーにそのまま使った(上図@)アイデアもよかったと思います。 全体的に、入会希望者の不安を消して親しみを感じてもらえているホームページになったことで、体験希望者が増えたと思っています。
― ところで、ゆりダンススクールでは、ホームページを見て入会する生徒さんはどれぐらいいるのですか。 現在は約8割の生徒さんがインターネット経由の入会です。皆さん検索してうちのホームページを見つけてくれます。「埼玉 ベリーダンス」「春日部 ヒップホップ」など、ダンス種目と地名を組み合わせたキーワードで探されている場合が多いですね。 以前は雑誌にも広告を載せていましたが、効果が思わしくなかったのでやめました。そのぶんホームページに力を入れています。 これまでホームページは私が作っていました。Web制作の経験はなくまったくの独学でしたが、月に2〜3人はホームページを見て体験に来てくれていました。 ― 今回、ホームページをリニューアルしたきっかけは何でしょうか。 うちの競合というとスポーツクラブの中のダンススクールで、ホームページもそれなりにコストがかかった立派なものです。 さらに、4月に大手のダンススクールチェーンがすぐ近所に進出することになり、これはもう勝ち目はない、プロにお願いして作り直そうと決めました。2009年1月のことです。
― リニューアルにあたって、どのように業者を選んだのですか。
知人に紹介を受けたりして、いくつかの制作会社に見積もりをお願いしました。マーケティングに特化した制作会社、ダンス関係専門の制作会社さんなどです。 見積もりをもらって、あまりに高いのでびっくりしました。ページ数が多かったこともありますが、現状と同じ内容のものを作ると最低でも120万、なかには200万円を超すものもありました。 そして、高いだけではなく、いただいたデザイン案を見ると正直「え?これ何?」という感じでした。 ― どんなデザインだったのですか。 何度も言いますが、ダンススクールは体験レッスンに来てもらうということが大事です。なのに肝心の入会方法や電話番号がどこに書いてあるのかわからなかったり、フラッシュや動画がやたら多くて表示に時間がかるものだったり、デザインもカッコいいけれど凝りすぎていたり。 これでは入会希望者のハードルを逆に上げてしまって、主婦の方などは来にくいだろうと思いました。 どうも、そういった制作会社の人たちは、「ダンススクールだからカッコよく作ればいい」と思っているらしく、「親しみやすさをアピールして入会者を増やしたい」というこちらの事情を全く理解してくれていないようでした。見積額以前に、そういう感覚の会社には、うちのホームページは任せられないと思いました。 どこかにポイントをわかってくれて、かつリーズナブルで、デザインの良いホームページを作る業者さんはないかと情報を張り巡らせていました。
― なぜ取材屋にホームページ制作を依頼したのでしょうか。
インターネットのことを勉強させていただいている滝井秀典さんの「キーワードマーケティング研究会」(※)で熊坂さんとお知り合いになり、あるセミナーの後、お客様事例について話をしました。 お客様事例が効果的であるということは、いつも滝井さんが言っていることですし、他のスクールでも掲載しているところはまだなかったので、以前から作ってみようと思っていたのですが、どうしても自社でつくるとわざとらしいものになってしまいます。 「ダンススクールのお客様事例だったら、私ならこう作ります」と具体的なイメージを交えて熊坂さんが熱く語るのを聞いて、ぜひこの方にお願いしようと思いました。うちの生徒はほとんどが女性なので熊坂さんなら生徒さんの気持ちをよく理解してくれると思いました。 そこで、お客様事例と一緒にホームページも作ってもらえないかと相談してみたら、お客様事例を中心にしたホームページを作りましょう、ということで見積もりをお願いしました。 熊坂さんは、「現状のページをそのままこちらで作るとすごいページ数になって料金がかさんでしまいます。田原さんはご自分で作れるのだから、トップページと主要ページだけ作って、あとはテンプレートにして自由にページが増やせるようにしましょう」と提案していただき、その通りにお願いすることにしました。 おかげでコストをかなり抑えることができました。 ホームページの制作と平行して、お客様事例の取材をお願いしました。すべてのダンス種目を作りたいところでしたが、まずは、今うちが一番力を入れているベリーダンスの生徒さんへの取材をすることにしました。 (※)(株)キーワードマーケティング研究所の滝井秀典氏が運営する、経営者対象のインターネットマーケティング勉強会
― 生徒さんの取材を見学されていかがでしたか。
私には聞き出せないこともすんなり聞き出してくれて、やっぱりプロは違うなと思いました。 たとえば、生徒さんがダンスを習いたいという以上に、「いつもと違う自分になりたい」とか「衣装が着てみたくて始めた」という答えがあったのに驚きました。女性はそんなこと考えていたのかと。 またある生徒さんが、都内のスクールも見学していたけど、先生の人柄に惚れてゆりダンススクールを選んでくれたという話もありました。競合は近所だとばかり思っていましたがそうではないこと、先生の良さが選ぶポイントになるんだという生徒さんの気持ちがよくわかりました。 そして、何より写真がすごくよかったですね。 ― 写真がどうよかったのですか。 私もよくレッスンの写真を撮りますが、撮るときには普通に立った状態です。でも熊坂さんは床に寝そべるようにして下から撮ったり逆に椅子に乗って上から撮ったりしてました。出来上がりを見たら広いスクールのように見えました(笑)。斜めとかアップなどアングルが工夫されていて、臨場感のある写真でした。
― ところで、ホームページの制作料金はどれぐらいで回収できましたか。 また、ベリーダンスの事例が好評だったので、次はヒップホップなど他の種目のインタビューもお願いしようと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いします。
※取材日時:2009年10月
|
||||||||||||||||||||||||